ここ数日で、CentOS7、FreeBSD10.3、Ubuntu14.04、Ubuntu16.04と立て続けにテスト環境を作ってみました。いわゆるLAMP(FAMP)が出来上がるまで感触を少しだけお伝えします。

Ubuntu Server 14.04

Webサイトのテスト環境としてなら、Ubuntu Server 14.04が現実的でしょうか。OSのコア部分のセットアップのついでに、ほかに必要なもんなんかいれとく?って聞いてくれるので、LAMPだとかsshだとか、どう考えても必要だろうっていうソフトウェアにチェックを入れるとすぐに動く状態で入れてくれます。それで入れてくれるのがphp5.5とApache2.4、MySQL5.5なんで、現状のレンタルサーバーでよく使われているバージョンなのも手間いらず。さらに、インストール開始からWordpressが動くまでなら最速の部類。なにせ手間いらず。うちのレンタルサーバーのphpのバージョンは5.6なんで、そこだけアップグレードしましたが、これも2,3回コマンドを叩くだけでアップグレード完了。ただ、初期状態ではmod_rewriteやGDが有効になってないので、そのあたりはご注意を。

Ubuntu Server 16.04

Ubuntu16.04も基本的には14.04と同じです。OSのインストールのついでにLAMPはそろっちゃいます。ただ、phpのバージョンが7なので、これからを見据えてって感じの使い方になりそうです。とにかく最新パッケージって印象なので、レンタルサーバー各社が提供するバージョンが追いついてきたら、テスト環境としても使って行けると思います。そう思うと長い付き合いになるかもしれませんねぇ。

CentOS 7

CentOS7は今回セットアップした中ではインストール画面がとても華やかです。リッチなGUIで簡単そうに見せかけるのはさすがRedHat系。初めてRedHatに触れたのが、4の無印だったと思うんですが、その頃からインストールがリッチなGUI。もやは伝統芸能ですねぇ。そのGUIがけっこうかゆいところに手がとどかないのも含めて。実際、おすすめの構成が5つくらい出てくるんですが、どれを選べば自分の望むものに一番近いのか、ものすごくわかりにくいという初めての人には悩ましい表現です。ちゃんと選べばUbuntuと同じように、OSのセットアップ途中でLAMPは揃いますんで、そのあたりはしっかりしてます。でも、セットアップ終了直後には全く動かないので、明示的に動かしてやらにゃなりません。Firewall開けぇの、SELinux再定義しぃのと、重厚長大なセキュリティ機構に守られてて、うまく設定が反映されなかったり、考えなきゃいけない部分が一手間増えます。でも、CentOS7をしっかり設定したうえで、すべてが問題なく動くのなら、客先に納めるものとしては一番安心感があるかもしれません。まぁ、めんどくさい要因のすべてはSELinuxなんですが、無効にしてセットアップして、後から有効にして動かないとか悪夢なので、セットアップ中も切るに切れないのが泣き所。

FreeBSD 10.3

FreeBSDは相変わらずシンプルイズベストの考え方です。必要なものしか入れないので、システム全体の見通しがとてもいい印象。手の内に全てある安心感というか、何をするにも手間かけないといけないので分からざるをえないというか。手っ取り早く使える環境が欲しいという方には確実に不向きです。なにせ、sudoとかlsofすら入ってないのに、vimやEmacsなんて入ってるわけがないというストイックさ。他人に貸す用途なら、他人に使われて困るものなんてそもそも入ってないっていうのが一番なんで、レンタルサーバーにFreeBSDが多いのも合理的な話なんでしょうねぇ。ちなみに、FreeBSD+Apache+MySQL+phpなんで、FAMPというそうな。FreeBSDはうちが借りているレンタルサーバーがFreeBSD9系なので、検証用に持ってます。今回もいずれ10系になるのかな?と思って入れてみました。シンプルすぎるので、今回インストールした中では唯一、rootでログインしてroot様のお通りじゃぁ!ってできます。で、所有者、パーミッションでハマるパターン。

番外:WanpServer

Webサイトを構築するときに、なんとなくテスト環境があったらなぁってくらいなら、WanpServerとか、Windowsネイティブで動く環境もあるんで、へんな手間を掛けたくないのなら充分選択肢になります。普通にインストールするだけ。あと、普段はLibreOfficeのBaseをフロントエンドにしてMySQLをローカルで使っちゃうとかもしやすいですし、レンタルサーバーのMySQLをCMS用としてだけじゃなく、しっかりとデータベースとして使ってる方には意外と便利かもしれません。Web上のをバックアップしてきて手元に放り込んで、Baseでクエリ組んで帳票印刷とか。

適材適所

ちなみに、私のノートパソコンには今上げたのが全部入ってます。LinuxとBSDは仮想環境で、必要なときに必要なOSを起動します。WAMPも必要なときだけ起動して使ってます。WANPはバージョンの自由がなかなか効きにくいのと、普段使ってる環境に生でインストールしてる分、なんかあったら怖いってのが付きまとうので、実はあんまり出番が無いのです。仮想環境なら少々無理なことをしても、無茶する前に仮想マシンのイメージごとバックアップしとけばすぐに元通りですし、とても気が楽です。
最後に、今回の記事はあくまで個人の感想です。人それぞれ知識も経験も必要としておられる環境もさまざまですから、一概には言えません。みなさまにとって必要な環境が、時間や労力も含めた現実的なコストで揃うことが一番大事です。みなさんにとってよき出会いがありますように。


本日ご紹介いたしました各方面へのLINK

Ubuntu Japanese Team
https://www.ubuntulinux.jp/

Download Ubuntu Server
http://www.ubuntu.com/download/server

CentOS
https://www.centos.org/

WampServer
http://www.wampserver.com/

WampServer 日本語情報トップページ
https://osdn.jp/projects/sfnet_wampserver/







Author Profile

midzuki
自習室マイタスの運営本部、ハシヅメアーキテック代表者。本業は建設業。自習室マイタスの内装デザインおよび施工はすべて本人が行っている。
何事も断らない性格から、とある学習塾の塾長を任されたり、講師を兼任したり、工事のついでにオフィス機器の導入や慣熟指導、研修会講師など、自分でお役に立てることならできうる限り対応してきた。オフィスの新築・改装の際にワンストップで事務所機能をすべて揃えられると喜んでいただいている。ちなみに塾講師としての専門分野は現国で、現国で満点を取らせる男。

【その他の特徴】
◆一級施工管理技士
◆二級建築士
◆ネットワークに繋がるデバイスならだいたいなんとかできる。
◆基本的に自前主義で自分できることなら何でも自分でやる。
◆とにかく機械が好きで、友人のリサイクル工場で一日楽しめる。
◆ご要望が多いので現国の短期集中セミナーやるかも。
◆趣味は料理とギターで、Facebookから自炊録の移行を計画中。
◆最近、頭髪のことを気にしている。
◆こちら側のどこからでも切れないタイプの人種。
◆極度の育メン