本日は元気が良すぎるお子さんが、廊下の壁をぶち抜いたとのことで、その補修に行ってきました。ちゃんと建築のお仕事もしておりますよ。







壁に開いた穴

最近の建物の間仕切り壁(構造上、建物を支えていない壁)は、ほとんどが石膏ボードです。安くて加工性が良くて不燃材、非常に機能性の高い素材なのですが、いかんせん衝撃には弱く、素手でも割と簡単に穴くらい開けられます。もちろん、ちょんっと当たったくらいではなんともないんですが、生活していると何かの拍子にぶち当あたって凹ませてしまう、ひび割れを生じさせてしまうなんてことはけっこうあります。それこそ保育園や幼稚園では園児たちが穴を開けることもめずらしくありません。しかも、現調に行った時は1cmくらいの穴でも、指でほじってだんだん大きくしてくれて施工時には10cmになっているというおまけ付きです。「こんなの直らないよなぁ」とお思いかもしれませんが、割と簡単に直りますので、気になる方はぜひご相談ください。

補修の方法

下地の状況にもよりますが、基本的には穴の開いた部分を基準に、キレイに四角く壁の石膏ボードを切り抜きます。石膏ボードはカッターナイフでも切れます(けっこう力が要りますが)ので、できるだけキレイに、被害を拡大させないように気をつけてキレイな穴にします。その穴から下地を新たに組んで、キレイに切り抜いた穴を新しい石膏ボードで埋めてクロス(壁紙)の下地を作っていきます。下地が出来上がったら、新たにクロスを貼って仕上げます。できればクロスは一面全部張り替えるとキレイですが、部分補修も可能です。部分補修の場合、すでに既設のクロスが廃番になってるとか、経年変化で色が随分違うとか、いわゆる目ぇむいたみたいな状況になりますが、そこは費用対効果とのご相談となります。運良く移植できるクロス貼りの既設部分があれば、そこから移植することは可能なので、最終的にはケースバイケースとなります。

本日の工事内容

本日はご自宅の2F廊下の壁面で、穴は直径25cm程度、木下地、9mmの石膏ボードで、一面貼替えはむずかしいという内容でした。大きさとしてはそんなに大きくないので、割と簡単に直ります。不揃いで割れ、欠けのある石膏ボードの部分がなくなるように、ふた周りくらい大きく石膏ボードを切り抜きます。今回は既設の下地が横地で350mmピッチだったので、縦が約300mm、横は約330mmで切り抜きました。既設の胴縁に新たに縦地をとりつけ、改めて開口部に下地を回します。次に開口部に合わせて石膏ボードを加工し貼り付けて納めます。あとはクロス屋さんがパテ埋めしてクロスを施工し完了です。ご自宅での工事なので、写真はお見せできませんが、キレイな仕上がりです。

割となんでもなんとかなりますよ

建設業以外の方からすると、これはもう無理だろうと思ってしまうようなことでも、割と何でも直せるもんです。よくある話だと、フローリングの傷も部分補修できますし、施工後にはお客様に「あれ?どこが傷でしたっけ?」って聞かれるくらい分からなくなります。私も完了報告に行く前に、付箋で目印を付けておかないと分からなくなっちゃうので、必ず目印は付けておきます。
諦めてしまう前に、とりあえずご相談いただければなんとかなることのほうが多いですよ。







Author Profile

midzuki
自習室マイタスの運営本部、ハシヅメアーキテック代表者。本業は建設業。自習室マイタスの内装デザインおよび施工はすべて本人が行っている。
何事も断らない性格から、とある学習塾の塾長を任されたり、講師を兼任したり、工事のついでにオフィス機器の導入や慣熟指導、研修会講師など、自分でお役に立てることならできうる限り対応してきた。オフィスの新築・改装の際にワンストップで事務所機能をすべて揃えられると喜んでいただいている。ちなみに塾講師としての専門分野は現国で、現国で満点を取らせる男。

【その他の特徴】
◆一級施工管理技士
◆二級建築士
◆ネットワークに繋がるデバイスならだいたいなんとかできる。
◆基本的に自前主義で自分できることなら何でも自分でやる。
◆とにかく機械が好きで、友人のリサイクル工場で一日楽しめる。
◆ご要望が多いので現国の短期集中セミナーやるかも。
◆趣味は料理とギターで、Facebookから自炊録の移行を計画中。
◆最近、頭髪のことを気にしている。
◆こちら側のどこからでも切れないタイプの人種。
◆極度の育メン